元GAFA、気ままなゲイのモントリオール留学

カナダ高校留学 〜プロム・卒業式・サプライズ〜

 

こんにちは。モントリオールは急激に温度が下がり、早くも肌寒い気候になっています。

モントリオールの夏は早く終わり、すぐ秋を迎えます。5月くらいまで雪が降るのであっという間に夏が終わります。

(モントリオール留学については後日書いてゆきます。)

 

前回、カナダ高校留学の2年目について記事を書きました。

lgbtlifecanada.hatenablog.com

 

U-NET

 

本日はカナダ高校留学、プロム・卒業式について書いてゆきます。

 

  • いざプロムへ
  • 卒業式に参加
  • カナダで過ごした日々の回想
  • サプライズパーティ

 

いざプロムへ

海外のドラマや映画で高校生たちが卒業式にはっちゃけるシーンを見たことがある方はいらっしゃるかもしれません。

本当にあのような感じです。

 

プロムと卒業式の違いをのべてゆきます。

 

プロムとは

日中はプロムに誘った相手を家まで迎えに行き、エスコートし式典に参加します。

この式典にはスーツ・ドレス(ドレスとワンピースの間のような物)で参加します。

式典は基本的に外で行われ、食事をしたり、同級生や先生と話します。

その式典には現地の生徒は両親が、留学生はホームステイ先の家族が来たりします。

周りの留学生の両親も各国から来ていました。

 

私の場合はホームステイママが来てくれました。

 

 

プロムのパートナーは、早い人は1学期から相手を探します。

相手は同じ学年でなくても大丈夫。また、学校外の人を誘っても良い。

学校外の人と付き合っている人はその人を呼んだりする。

また、異性という縛りはなく、同性を誘ってももちろんいい。

そこはやはり海外で寛容でそういう文化が早く根付いてていいところだなと思った。

私が誘ったのは1学年下のバレー部だった女子生徒。

 

そして夜になると、学校の体育館がクラブのようになり、DJが音楽をかけダンスをしたりカップルはイチャイチャしたりします。

このスクールダンスはプロムの時だけではなく、定期的に学校で行われるイベントです。

 

学校の体育館だけではなく、至る所がプロムの会場になり、皆はしゃいだり高校最後の思い出を作るためにいろいろな行事が行われます。

好きにそれらに朝まで参加できます。

 

私は日中の式典が終わった後、一旦着替え友人達といろいろなイベント先へ行きました。

 

この時、改めて海外の高校で生徒をしてるんだなと感じる場面でした。

こんなイベント、日本では行われない。

しかもカナダではこれらが公式で行われている。

 

途中でファミレスを挟み小休憩したのを覚えている。

同じ学年のカナディアンの友人、ホッケー留学をしていたドイツ人の友人。

 

その後どこに行ったかは覚えていないが、このプロムの日、よくふと我にかえり”ああもうこんな日々はすぐ終わるんだなー、すぐ日本に帰ることになるんだなー”と思いながら過ごしていた。少しセンチな気分になっていた。

 

 

卒業式に参加

朝、皆と解散し、その日の夕方にある卒業式に参加。

 

その式は割とカチッとしており、地域にあるホールを借り、座っている卒業生が校長先生に呼ばれ、日本で言う卒業証書のような物をもらう。

 

これもよく映像や写真で見ることがある、四角形の帽子を被り、マント見たいな物を着て参加する。

 

一人一人呼ばれ、その都度、来場している方々から歓声や拍手をもらう。

 

ここでも私は”あーいろいろあったなー、ここまで来るのにいろんなことがあったけど、楽しかったな”と回想モードになっていた。

 

そして全員の名前が呼ばれた後、四角帽を空に向かい一斉に投げる。

 

いえーい!卒業ー!

 

と、嬉しいんだか悲しいんだかよくわからない感情。

でもすごいすっきりしていた。

もう日本に帰る覚悟ができていた。

 

カナダで過ごした日々の回想

ここで過ごした2年間。

バレーボールに参加して掛け替えのない時間を素敵なチームメイトと過ごせたこと。

遠征の道中のみんなとの会話。景色。

白熱した試合。

遠征先でみんなと過ごす時間。

いじられキャラで得したこと。

素敵なニックネームをもらったこと。

部活で少しヒーローになれたこと。

それによって学校中の生徒と仲良くなったり顔見知りになれたこと。

学校の友達と車で旅行したこと。

授業中のみんなと過ごす雰囲気。

自分の意見を主張すること。

授業をサボったときのこと。

体育の授業でキャンプをしたこと。

ホストママ・ホストブラザーと過ごしたこと。

いろいろな国の留学生と友達になれたこと。

日本にいては出会えなかった日本人の友達。

びっくりするくらい田舎だけど、

広い道。

どこを見渡すかぎりの広い景色。

空気の匂い。

ゆっくりとした時間。

そこらへんにたくさんあるカナダっぽい山。

カナダっぽい湖。

焚き火の匂い。

夜になると見える隙間がないほどの星。

片思いをしたこと。

 

これらのことは私の胸にいまだに強く強く残っている。

日本に帰った後、これらとのギャップにとても苦しんだ。

これはまた別のブログで書く。

 

 サプライズパーティ

そして、その後もレビューのために学校へ行きクラスに参加することがあった。

 

ある日私は1学年下の日本人の友達に遊びに誘われ彼(A)の家で遊んでいた。

するとその友人(A)の家の近所に住んでいる一緒に卒業する日本人達も途中で混ざり遊ぶことになり、同じ近所に住む違う日本人(B)が住んでいる家に遊びに行く流れになった。

 

そしてBの家に着き、ドアを開けた瞬間。

 

”卒業おめでとー!!!!”

 

と、1,2学年下の日本人達がサプライズをしてくれた。

 

可愛くパーティー仕様にデコレーションされていた。

B宅のホームステイファミリーも気を遣ってその日は留守にしてくれたらしい。

 

実は私、このてのサプライズは大抵今まで気付いてきた。

途中で感づく。あ、これ何か計画してるなと。

 

でもこの時は全く気づかなかった。

 

結構前から計画をしてくれていたみたいであった。

 

料理もたくさん用意してくれていた。

 

大袈裟なことではなく、これまでで一番嬉しかった感激したサプライズであった。

 

そしてパーティの途中で、卒業する人たちに対し、それぞれ代表して1人が手紙を読んでくれるという場面があった。

 

これまで手紙とかもらった記憶がなかった。

そしていざ読まれると、涙が止まらない。

その時かぶっていた帽子で顔を隠し結構泣いた。

 

私は、そこで出会った日本人達のことが大好きだった。

 

色んな思い出がある。

 

その手紙で、ああそんなこともあったなーとか、こんな風に思ってくれたんだなーとすんごいすんごい感動した。

その手紙は今でも持っている。

日本に帰った直後はよくその手紙を読み返していた。

それが私の大きな励みになった。

そんな彼らとは今でも仲良くしている。

 

その日は夜通し家で遊んだ。

途中、夜中に公園へ行きみんなで星を眺めたりした。

 

何も思い残さず帰国できる。

そう思った。

 

そして私のここでの留学生活は幕を閉じた。

 

次の記事は帰国編を記事にします。ここで凄い体験をします。ぜひ見て頂きたいです。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。