元GAFA、気ままなゲイのモントリオール留学

カナダ高校留学 〜帰国トラブル〜

 

こんにちは。モントリオールはパーカーなどが必要なくらい寒くなっています。

そして小学校〜高校は通学スタイルに移行しつつあります。

(モントリオール留学については後日書いてゆきます。)

 

前回は高校留学のプロム、卒業式、そしてサプライズパーティについての記事を書きました。

lgbtlifecanada.hatenablog.com

 

U-NET

 

これまで、カナダ高校留学について書いてきました。

読み返してみると、ああこのこと書きたかったな、書き忘れたなということが何個かあるので、時系列がバラバラになってしまいますが今後、改めて書いてゆきたいです。

 

今回は、帰国編です。事件が起きます。

 

  • いよいよ帰国
  • ハプニング発生 飛行機に乗れない
  • 滞在スペース確保
  • プチサバイバル生活スタート
  • 救いの手、優しい心
  • ようやく帰国

 

 

いよいよ帰国

帰国前日、私は仲良かった台湾人と現地の友達と夜通し遊んでいた。

家の中と外を往復して遊んでいました。蚊に刺されまくった記憶がある。

 

その前に、ホストママがレストランへ食事に連れて行ってくれて送別会をしてくれた。

また、彼女の親戚が集まる場で食事をした。

 

そして帰国当日、ホストママといろいろ話し、寂しくなったけどホストママも気丈に振る舞ってくれたのでこっちも頑張って明るく接した。

でもやっぱりふとしたときに寂しくなったのか、ホストママから、”寂しい?帰りたくないのね?”と言われた。私は顔や雰囲気にでるタイプなので私の心情がわかったみたいだ。

 

そんな予定はなかったし、来れないのはわかってたけど、”今年の冬にまた遊びくるね”と伝えた。

でもなぜか来るのかもしれないなあと思っていた。

 

そしてホストママが空港まで車で送ってくれた。

 

道中、本当に本当にいよいよこれが最後なんだな、日本で頑張らないとと思っていた。

またこれまでカナダで過ごした日々を思い出しながら、スッキリした気分でいた。

 

空港に到着し、ホストママとハグをしてお別れをした。

夕方前。空港の外のちょうど良い温度で軽い空気、自然の匂い。

気持ちよかったな。

 

同じ高校に留学していた帰国組・一時帰国組の日本人達と帰国便を合わせて一緒に日本に帰ることにしていた。

また、せっかくバンクーバーで乗り換えるのだから、1泊しようということになっていた。

 

 

バンクーバーに到着。

しつこいようだが、本当にここが好きだと感じた。

雰囲気・空気・気候、全て自分に合っている。

本当に素敵な経験をしたし素敵な友達にも出会えたけど、一度バンクーバーで高校を下見したときに出会った本気で行きたいと思った高校に行けていたら今どんな感じだったんだろうなあと想像した。

 

参照

私がカナダに高校留学をした理由。 - lgbtlifecanada’s blog

カナダ高校留学 〜思わぬハプニング〜 - lgbtlifecanada’s blog

カナダ高校留学 〜日本出発から到着、学校が始まるまでの日々の過ごし方〜 - lgbtlifecanada’s blog

 

そして皆とバンクーバーで遊び、一泊した。

 

ハプニング発生 飛行機に乗れない

翌日、バンクーバーの空港に向かった。

カウンターで出国手続きをしようとしたところ。

 

”ゲートはクローズしてるからあなた達はもう飛行機に乗れません”

 

とのこと。

 

離陸1時間少し前であった。

でも乗らせてくれないとのこと。

いくら説得してもダメ。

 

そのあとの日本便は満席で早くても5日後しか乗れない。

しかも関空行きで、そこから成田行きに乗り継がないといけない。

(この時期、カナダに留学している高校生達が一斉に一時帰国するのだ。

なので直近で飛行機を取ることができない。)

 

私たちが下した決断。

 

5日間、空港で過ごす。

 

実はこの時、私はバンクーバーで一泊した後に空港へ向かっているバスの中でポケットに入れていた600ドルを無くしていた。

 

他の友達もその時、手持ちのお金がなく、全員で空港にステイすることになった。

今はできないことかもしれないが、当時は空港で自身の便を待つために空港泊をしてもよかった。

 

滞在スペース確保

私たちは早速空港で快適にステイできる場所を確保するために空港内を探索した。

 

そうすると、横に長く移動させることができる椅子を発見。

 

壁とエアコンが一体化になっているところだったためそこに2つの椅子を向かい合わせにし、コの字型にした。

壁際に全員のスーツケースや大事なものを置き盗まれないようにした。

 

プチサバイバル生活スタート

ここからプチサバイバル生活が始まる。

先も述べたが私たちは手持ちのお金がほぼなかった。

そのため、お腹が減った→食べる、という優雅なことはできない。

また、全員が一緒に寝るのは危険なので交代生で寝る。

コーヒーを買い、皆でチビチビ飲み空腹を誤魔化す笑

翌日になり冷たくなっても飲む笑

 

皆で体力を使わないゲームをしたりして時間を潰した。

早朝に空港の外に出て朝日が登るのを見たり。

 

あの時ちょうど公開していた私も見ていた空港で過ごす映画。

Terminal

 

よく"本当に今Terminalしてるねー"と皆で話していた。

 

学校の先生達も私たちがここでTerminalをしていることを知っていた。

(まず帰国できないとなったときに何か助けてくれないかと思い、学校に相談していた)

 

Terminal2日目くらいに空港のアナウンスで私たちが呼ばれた。

そうすると学校の先生から電話で安否確認、今の状況の確認が行われた。

 

さらに途中で同じ高校の留学生組がバンクーバーの空港に到着した。

私たちの状況は知っていたのでドーナッツなど差し入れをしてくれた。

 

救いの手、優しい心

3日目の夜、勤務終わりのエアカナダのCAさんが私たちに話しかけてきた。

 

”3日前くらいからここにいるわよね?私、フライトが終わって帰る度にあなた達を見ていたの。大丈夫?シャワーも浴びれていないわよね?私の家に来てシャワー浴びてちょうだい”

 

と言ってくれたのだ。

感謝感激。シャワーを浴びれるのももちろん嬉しいのだが、そうやって心配し、どこぞの知らないアジア人の集団を自分の家に呼んでシャワーを浴びせさせてくれようとするその心が本当に嬉しかった。

 

私たちのグループは私を含め、5人いたのだが、彼女の車に乗り切れないので2人までということになった。

女子もいたため、女子を優先として後1人行ける。

どうやって決めたかわからないが後1人、男子がシャワーを浴びに行った。

 

残った人たちはトイレで髪を洗ったり濡らしたタオルで体を拭いたりしていた。

 

ようやく帰国できる日になった。あの時の朝日は綺麗だった笑

なんだかわからない充実感と達成感。

楽しかったな。

 

ようやく帰国

関空で乗り継ぎ、成田に到着。

 

成田の到着ゲートに着いた瞬間、空港で一緒に寝泊りしていた女子と男子が熱い抱擁を交わしてる。

 

私は意外な組み合わせと、こういう仲だったんだという事実にすごく驚いたが、

ああ、あの時は笑ってたけど実はキツかったのか、よかったよかったと思っていた。

 

しかしそうすると後ろから、抱き合ってたと思っていた女子が私に話をかけてきた。

どうやら、その男子が付き合っていた彼女が空港まで迎えにきて、久々の再会に抱き合っていたみたいなのだ。

 

この勘違いが面白すぎてしばらく笑っていた。爆笑していた。

 

空港には私の両親も迎えに来てくれて帰宅した。

 

以上。これで私のカナダ高校留学の幕が閉じます。

これからも、少しずつカナダ高校留学時だいにあった面白かったこと、印象に残ったことを書いてゆきます。

 

皆様、どうか搭乗手続きは余裕を持って行ってください。笑

 

そしてその後、日本で私の地獄の日々が始まります。

そのことを書き切ったらモントリオール留学について書いてゆきます。

日本でのことは少しネガティブでダークな内容になるので、見たくない方はタグから見たいと思う話題について飛んで行っていただけたらと思います。

 

本日もご覧いただきありがとうございました。